こんにちは!歯科衛生士の児玉です。
いよいよ冬本番な寒さですね🥶今年も残すところあと1ヶ月程…1年1年があっという間に感じます。
11月は、みらいデンタルクリニックのスタッフで研修旅行に行って来ました!1泊で大阪を観光してきました❤️🔥他の歯科医院の見学にお邪魔させていただいたり、美味しいものを食べたりして満喫しました💯
では本題に入りますが、本日は、「治療を中断することのリスク」についてお話したいと思います。現在も、虫歯や歯周病の治療で通っている方も多いかと思います。では、途中で歯医者に通わなくなってしまった場合、治療を中断してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
🦷根管治療中(歯の根の治療)の場合
虫歯が深くまで進行すると、神経や血管が通っている根管と呼ばれる歯の内部の組織に感染してしまいます。その感染した神経を取り除き、何回か洗浄と消毒を繰り返して治療していきます。それを途中でやめてしまうと、まだ根管に細菌が残ったまま感染がどんどん広がってしまいます。そして骨を溶かし、最終的に抜歯に至るということも考えられます。
🦷補綴物(詰め物や被せ物)の治療中の場合
虫歯を取り除き、詰め物または被せ物の型取りをした後、通院が途絶えてしまうと、補綴物が合わなくなってしまったり、調整に時間がかかってしまって作り直しになったりと、時間的にも費用的にも結局負担がかかってしまうことがあります。また、仮歯のままずっと放置してしまうと、再度虫歯になってしまう場合もあります。
🦷歯周病治療中の場合
歯周病は歯茎の炎症だけにとどまらず、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
原因は、プラークと呼ばれる細菌の塊や、歯石です。それらは、歯の表面(見えるところ)だけではなく、歯茎の中の歯の根っこにも付着していることがあります。それを除去するのが歯周病の基本的な治療です。なので、完全に除去しきれていないのに通院が途絶えてしまうと、再度歯石がつき、歯周病が再発してしまったり、悪化してしまうことがあります。そして、また検査から行わなければいけなくなってしまい、結果的に以前より通院回数が増えてしまいます。
このように、虫歯も歯周病も治療を中断してしまうと、最終的にもっと悪くなってしまったり、通院回数や費用が倍かかってしまうというデメリットがあります。患者さんの様々な都合があるかとは思いますが、1本でもご自身の歯を残して欲しいと願っておりますので、是非最後まで治療に通っていただくことがおすすめです🍀*゜